タイで起業したいから相談にのってくれと、若者二人が東京本社を訪ねてきて近所のカフェでお茶をしたのが約1年前。無農薬のトマトをタイで作る、という。

 

『目を輝かせて夢を語り、質問の答えに真摯にメモをとる姿。』これ以上にイケてる若者の姿というものは存在するものでしょうか??しかも二人ともKO大学 出身で、イカれてる!!小洒落たカフェで頼んでいたドリンクはアルコールの入ったそれに変わるのは至極当然、実に有意義な時間を過ごしました。

 

さて、四季が一周する頃になると、『本当に起業して事業を開始したらしい』と風の噂が。当然行くことは直ちに決意するが、その理由は「粋の良い若手に偉そ うにウンチクを語りたいがための老婆心もどきの」からか「タイの起業家として負けてはならぬライバル心」からか、「少年の頃抱いていたが、すっかり磨耗し かけた純粋で素朴な探究心」からか??

 

急遽できた週末のいとまを利用して、タイの事務所近くのドンムアン空港からひとっ飛び。タイ北部コンケン空港まで迎えにきてもらって、車に揺られること2時間半その地ナムナオに到着しました。

 

彼らはよくやっていた。雑草が生い茂る山を切り拓くことから始め、なんと半年近くで出荷まで行えるまでになった。バンコクでの営業活動も奏を呈して、バン コク在住日本人で知らない人はいないフジスーパーにも納入をしていた。マネジメントの面でも、6人ほどのスタッフを雇って一つ屋根の下寝食を共にし、間違 いなくその地での日本人代表である彼らは、うまくやっている、、、風である。やはり、我々はベンチャー起業家である。彼らのアイデンティティーもそこにあ るらしい。

 

「タイの田舎で無農薬のトマトを作って、、、」そりゃあ、楽しいだろう。太陽の下、誰もいない未開の地を切り拓く。土に戯れ、汗にまみれ、仲間と笑い、 作ったトマトはお客さんに好評をいただく、こんな幸せなことはないだろう。しかし、本当にそれでいいのか?PDCAを回しずらい農業において、こんなにち んたら現場にどっぷりはまっていると、あっという間に時が過ぎ去る。

 

チリが積もっても所詮チリの山だろ。

 

「とりあえず」って何だ??「とりあえず、とりあえず」て、何でもやってたら、とりあえず死ぬぞ!!
そもそも、会社の理念はどこにいったんだよ!?
農業革命はそんなんで起こせるのか??
自分が幸せなら良いのかよ、皆に幸せを提供したいという一年前の言葉は嘘じゃねーか??
お前に勇気がなく攻める姿勢が無いのを、生まれたばかりの子供のせいにするな、子供がかわいそうだろっ!!

 

一度語った夢から逃げるな!!

 

男だろっ、思い切っていけよっ!!!!!!!!!!!!!!!!