九州のスーパーバイザーの元に、スタッフから泣きながら電話があった。売上がゼロなのはしょうがない、泣くことないのに、と日報を見ると、経営歴19年はじめてのショックを受けた。

 

「こんな時に有っても無くてもいいような物をよく売ろうとしたものね」と胸に突き刺さる発言をされながら、、、と。

 

売るものを決める最終責任者は俺だ。そのような思いをさせて大変申し訳無く思う。しかも、俺は今タイにいて、仲間は隣の部屋でそのかんざしを作ってる。大事な仲間が作った商品がそのように思われるのもとても悲しい。でも、お客さんのいうことは、解る。生活に必需ではないしね災害の最中では優先順位はかなり下のほうだから。

 

だけど、俺たちはかんざし屋だ。悪いがかんざしを売らせてもらう。そこには日本一のかんざし屋としての誇りもある。「日本のカルチャーを世界へ」発信するのが使命の俺たちだから、文化事業を行う。そして、文化とは無駄と隣合わせだ。しかし、文明社会において、また社会の成熟度が増した現代において「文化」とは必須なものではないのか??だから、希望を失いかけた人や、余震に怯える人たちにはライフラインよりも、むしろ俺たちのやってる文化事業が必要だと思うよ!!

 

お店に来たお客さんに、かんざしの付け方教えてあげて。
「かわいいでしょ」って。
「意外に便利でしょ」って。
「仲間が熊本の人が元気になるよう一生懸命作ってるんだよ」って。
教えてあげて。
いろんな事情があるから、買えない人がいたら、商品渡しちゃってくれる??

 

「お金はいつでもいいですよ」って。
「便利でお役に立つことあったら、お金払いに来てください」って。
「辛い時あったら、みんなが応援してるってことを、かんざし見て思い出して下さい」と。

 

熊本の皆様、無駄かもしれないですが僕たちバカみたいに一生懸命かんざし売ってます。熊本PARCO1Fかんざし 屋でです。スタッフの話聞いてください。もちろん、魅力伝わらないかもしれないので、その時は試しに持って帰って使ってみてください。何より僕たちは、本気で熊本の皆様にエールを送ります。

 

株式会社和心 代表取締役 森 智宏